超強力な両面テープでも剥がせる方法を解説します。テープの剥がし跡もキレイに取ることができます。
多用途両面テープや超強力両面テープは、何でも貼り付けれて便利ですがその後
はがせなくなって困ったことはないでしょうか。
よく聞く方法で何とか剥がせても、テープの剥がし跡、ノリ残りが残ってきれいに取るのが大変な経験はあるかと思います。
今回はシールや両面テープを簡単に剥がす方法と、
両面テープのノリ残り、剥がし跡をキレイに取る方法
を紹介したいと思います。
まずは手持ちのモノで何とか剥がす方法
いわゆる生活の知恵ってやつで、家にあるものだけで何とか剥がす方法です。
しかし、剥がすのが一回きりならいいのですが、ペロっと簡単に剥がれてはくれないので結構手間がかかります。
1.ヒートガンやドライヤーで暖めて剥がす方法
ヒートガンというのは、簡単に言えばドライヤーの強力なバージョンのもので、電動工具のひとつです。
ドライヤーより熱量と風量が強いものです。
ヒートガンやドライヤーを剥がしたい両面テープのついたところに当てて温めると、テープの粘着面がはがれやすくなります。
温めてからヘラやスクレーパーなどで剥がしたいモノを持ち上げるように取ります。
テープの剥がし跡は少しは残るかと思いますので、シールはがし剤などできれいに取ります。
2.お酢や洗剤、ハンドクリーム、アルコールなどを塗って剥がす方法
巷ではよくいわれている上記の方法。文具用の接着力がそんなに強くない両面テープだったら有効です。
仕事中に、両面テープのメーカーの方が来られた際に、
「手軽に両面テープをはがす方法ってありますか?」
と質問したところ、こう教えていただいたことがあります。
「お酢や洗剤、アルコールなどを塗って粘着面にしみこませて取る方法がありますが、正直しっかりはがれてはくれません。弱めの両面テープなら剥がせないことはないので、とりあえず手元にあるモノで何とかしたいときの一つの策として、といったところです。
できれば専用の粘着剤剥がし剤、シールはがし剤を使った方が、簡単できれいに落とせます」
とのことでした。
落ちが弱く、両面テープをはがした跡も残りやすいんだそうです。
方法としては上記の物を塗って、粘着面にしみこませてはがすだけなので、一度試すのはアリだと思います。
少なくとも、商品名に強力・超強力など書かれたテープを使っていた場合は効きません。専用の粘着剤はがし液をつかいましょう。
シールはがし剤を使って両面テープで取り付けたモノをはがす方法
- 取り付けたモノと接着面の間に流し込むように粘着剤剥がしをスプレーし、数分放置して浸透させます。
- モノの周辺にしかシールはがし液がいきわたらず、はがせない場合はヘラのようなものを隙間に入れてグリグリと持ち上げてみます。もしくはスキマを広げるようにヘラを奥へ入れていきます。
- それでも中心部の両面テープが強固に残っている場合は、ヘラを入れて持ち上げて作った隙間にシールはがし液を吹きかけ、シールはがし液を浸透させます。
これを繰り返せば少しずつ中心部にシールはがし液を浸透させれるので、強力な両面テープでもはがすことができます。
ヘラが入らないようであれば下↓で紹介するテグスを使ってみてください。
おすすめのシールはがし剤・テープ粘着剥がし剤
結局、最も簡単に確実にはがす方法は、専用のはがし剤を使う方法です。
たくさん種類がありますが、無難なものを紹介します。
例えばこちら。
ある程度安くて、ほどほど強力なので使い勝手が良いです。
Amazonでも現在ベストセラー1位になってました。
使い方は簡単で、このスプレーをはがしたいところに上から吹き付け、1~3分放置して浸透したらヘラのようなもので持ち上げて、張り付けたモノをはがすだけ。
クリーナーの溶剤が粘着成分を溶かしてくれます。
ちなみに、なんと油性マジックも消すことができます!
もともと、3Mが出してるクリーナー30という商品の少量バージョンなので、もちろん汚れ落としクリーナーとしても使えます。
(よく見たらシールはがし の文字の上に クリーナーって書いてますね)
Amazonのページの商品解説の動画によると、床の汚れや、床にへばりついたガムすら取れるようです。
テープ剥がしで使った後も、家のクリーナーとして使えるので置いといても無駄になりませんね。
飛び散ると困る方向けのハケ塗りタイプはがし液
上のようなスプレータイプは飛び散るからイヤ!という方向けの、付属のハケで塗るタイプのテープ剥がしがあります。
液ダレの心配がなく、狭い範囲なら使い勝手は良いですね。こちらの雷神シリーズもかなり強力です。
衣装ケースなどのプラスチック用シールはがし液
上記のシールはがし液は、強力なので下地がプラスチック系だと溶剤によって少し変色する可能性があります。
大切なものの場合はこちらのプラスチック専用の剥がし剤を使いましょう。
併用すると便利な、テープ剥がしに最適のはがしヘラもあります。
はがす箇所がたくさんあるなら、作業効率が断然違います。
せっかくきれいに剥がそうとしてるので、使いやすくキズつけにくいヘラを使いましょう。
車のステッカーをはがすなら、ホルツ「エンブレム取り外しキット」が最強
車のステッカーやエンブレムを剥がすなら、こちら一択です。
同じホルツから「ステッカーリムーバー」という商品も出ていますが、
こちらのエンブレム取り外しキットは、はがし液とより糸が付属しており、Amazonのレビューでも実際にはがせた!という声が多く評価が高いです。
車用の両面テープは特に強力で耐候性にも優れており、上で紹介したような家庭用のはがし剤では効きにくいので、専用のモノを使いましょう。
ガラス面に貼った両面テープの剥がし方
基本的に最初のテープ粘着はがし剤を使えばいいのですが、はがし液が浸透した後に普通のスクレーパーやヘラではガラス面にキズが付いてしまいます。
1ヵ所ぐらいなら手の爪でもいいですが、はがし液は溶剤が入っているので長いこと触ると手荒れします。
その時はプラスチック製のスクレーパーを使いましょう。車用品のメーカーが出しているスクレーパーなので、車のガラス面にもOKです。
シール剥がし液以外のものを使ってはがす方法
なかなか剥がしづらい場合、こんなものを使って簡単に剥がす方法があります。
テープ剥がしカッター
下の商品の写真の通り、両面テープと取り付けたモノの間に入れて両面テープを側面から切り取る、まさにテープ剥がし専用のカッターです。
テグスという細いヒモ
テグスという、ナイロン製の細くて丈夫なヒモを隙間に入れて、左右に動かしぐりぐり削り取る方法。ヘラが入らない細いスキマに。
隙間に入れて左右に動かすとき、シールはがし液も併用するとなお良し。
テグスでなくても、極細の鉄系のワイヤーや、より糸でもいいでしょう。
両面テープのはがし跡の取り方
基本的に上記の、シールはがし液を使えば一発で落ちますが、それ以外の方法を紹介します。
消しゴム・サンドペーパーでこする
消しゴムでこすると、ぽろぽろと消しカスとともに落ちてくれます。そんなに強くない両面テープの剥がし跡を取るのに手軽です。
サンドペーパーでこすると、ガリガリ削れるのでカチカチに固まったノリ残りに有効です。
下地も一緒に削らないように注意。
他のテープでペタペタする
はがしたテープが最近貼ったばかりで、手で触った時ペタペタ感があるような時、
ガムテープなど強めのテープでペタペタするといいでしょう。
そこまで完璧に落ちませんが、ベタベタ感を減らすには良いかと思います。
まとめ・困る前に!初めから「はがせる両面テープ」を使おう!
両面テープを剥がす方法を紹介してきましたが、
基本的にどの剥がし方でもドライヤーで温めながらやると効果が高まります。
また、そもそも剥がせなくて困る前に、「はがせる両面テープ」シリーズを使いましょう!はがせるのに強力です。
なんと壁紙に貼ってもはがせる両面テープもあります。
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